『COLOR GRASS』とは、鳴海穗のハイファンタジー創作。
遥か昔、分断された世界の中、輝天彩の民と呼ばれる人達が奮闘し、この世界を統一。
民の暮らす「大地」と、君主の住まう「天の都」と2つの世界を分け、独自の文化を築きあげた。
長い時を巡り、輝天彩とは異なる新たな人類が誕生する。
彼らは輝天彩よりも繁殖力が高く、着実に世界の主導権を掌握していく。
ある日、現君主が暗殺される。
天の都の主導権は新人類が担うこととなった。
同時に、輝天彩の者は全て排除するという方針となる。
輝天彩は生き残る為にも集落を作り、拠点を移しながら暮らしていた。
<大地>
「地上」と呼ばれている。作品内の話の大半はここで綴られる。
その地形はドーナツのような形となっている。
このドーナツ状の大地以外の陸はこの世界では存在しない。
<聖庭(せいてい/サンクチュアリ)>
「空に浮かぶ城」「空に浮かぶ大地」「空の世界」と呼ばれている。
一時期は「天の都」と呼ばれていた。
聖なる地とされ、一般の者は近づくことが許されない。
一人の女王を君主とし、聖騎士たちにより厳格に統治されている。
<門の世界>
大地の中央部の海底にある世界。「海の世界」と呼ぶ者もいる。
一部の者の間で噂程度にとどめられている世界。
この世界に入り込むためには「輝天彩の民」であることと、特殊な呪文をもって門を作り潜り抜けねばならない。
基本的には中央部の海底で出入りできるものではあるが、「門の創造」の魔法を使える者、「夢の世界」等の独自の世界経由で別の地へ移動できる者は例外として中央部以外の場所からでも侵入することができる。